コロナウイルス対策の真骨頂！正しい手洗いって？

こんにちは。

神戸三宮、外反母趾・現役ナース外来！靴の痛みが和らぐインソールセラピー【シューズナース】磯谷です。

次からは足靴のお話に戻りますので、もう１回お付き合いくださいね(^^)

コロナウイルスと、さよなら！今回は手洗いです。

小さい頃、「帰ってきたら、手を洗いなさい。」って、言われませんでしたか？

やはり手洗いは、とっても効果があるのです。

手洗いの父と呼ばれる、イグナッツ・フィリップ・ゼンメルワイス（Ignaz Philipp Semmelweis）の名前を、聞かれたことはありませんか？

ハンガリー出身の医師だった彼は、当時、死亡率の高かった産褥熱（さんじょくねつ）が、接触感染の病気であることをつきとめました。

そして、医療従事者に手洗い・消毒を義務づけることで、死亡率を約１０分の１まで減らしたのです。

つまり手洗いは、一番の基礎なんですね。

まず、汚れを取らないと、アルコール消毒も効きません。

なぜかといいますと、アルコール成分は、血液などのタンパク質汚れを固まらせます。

つまり、かたまりの中に、ウイルスを閉じ込めてしまう事になるのです！Σ(￣ロ￣lll)

また、石けんのような界面活性剤。

これは、皮脂などの汚れとともに、ウイルスなどの病原体を、ヒフからはがれやすくする効果があります。

ですので、まずは手洗いから。

でもその手洗いも、洗い残しが出やすい場所があります。

指先・指の間・親ゆびです。

画像、お借りしました。

１５秒、水洗いするだけでも、約１００万個あったウイルスを約１万個まで、減らせます。

ですが、ハンドソープでていねいに洗えば洗うほど、数百個から数個まで、ウイルスを減らせます。

コロナウイルスでの実験ではありませんけど、目安にはなるかと（感染症学雑誌２００６年）。

そして、手の洗い方です。

画像、お借りしました。

１・流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。
しっかり泡だててくださいね。
２・手の甲をのばすようにこすります。
３・指先・爪の間を、念入りにこすります。
４・指の間を洗います。
５・親指と手のひらを、ねじり洗いします。
６・手首も忘れずに洗います。

この動作を、最低２０秒かけてします。

意外と長いですよ(笑)

そして、アルコールで手を消毒しましょう。

画像、お借りしました。

１・消毒薬約３ミリリットルを手のひらにとります(１回押すと霧状に約3ミリリットル出ます)。
２・はじめに両手の指先に、消毒薬を注ぎ込みます。
３・次に手のひらに、よくすり込みます。
４・手の甲にも、すり込んでください。
５・指の間にも、すり込みます。
６・親指にも、すり込みます。
７・手首も忘れずに、すり込みます。

乾燥するまで、よくすり込んでくださいね。

コロナウイルスには、脂質でできたカラ（エンベロープ）があります。

そのカラを、アルコールで壊す事が出来るので、コロナウイルスには、アルコール入りの消毒剤が、効果的なのです。

ただし、どの病原体にもアルコールが効くワケではないので、そこは注意してくださいね。

最後に。

店頭から消えた、マスクやトイレットペーパー。

少しずつ、お店で見かけるようになりました。

今回の騒ぎで、小売店の店員さんが、せめられた話もちょいちょいお聞きします。

でも、それって、店員さんの責任じゃありませんよね？

１９８２年に、国際消費者機構という国際消費者団体が「消費者の８つの権利と５つの責務」をかかげました。